タラバガニ

問題あり?!タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間だから食べる際に注意点がある

ヤドカリの仲間

殻を剥くのに手間はかかるものの、食べると美味しいので日本人にはカニ好きも多く大変人気ですが、よく言われることがズワイガニや毛ガニとは違ってタラバガニはカニじゃないという話し。
既に色々なところで言われている話題ですし、知り合いとカニを食べに行けばこういった雑学を話し始める人もいます。
ですが見た目は同じ甲殻類ですし、カニの仲間かどうかという問題よりも美味しいかどうかの方が重要なことですね。
食べても問題がなく美味しければ何の仲間かということは気になりませんが、知らないと困ることもあるのでタラバガニ(鱈場蟹)について分かりやすく解説します。

知ってて当然?!タラバガニはカニではなくヤドカリの仲間

タラバガニは英語名でもred king crabと呼ばれるのに、それでもカニの仲間ではないなら一体何の仲間かと言えば、答えはヤドカリの仲間になります。
ヤドカリと聞くと小さな生き物で、巻き貝など貝殻の中に住んでいるイメージがあり食用とは思わないかもしれません。
ですがタラバガニはこういったイメージとはかけ離れたサイズの大きな生き物ですし、普通に食用として売られているからヤドカリの仲間と言われてもピンと来ない人もいるでしょう。

カニかヤドカリかはサイズでは決まらない

カニにも浜辺にいるような小さなサイズのカニから、ズワイガニや毛ガニのように大きなサイズのカニまでいるのと同じです。
ヤドカリの仲間だからといって小さいとは限らず、タラバガニに関しては本当のカニよりも大きくなるほどまで成長します。
大きいからこそズワイガニと同じようにタラバガニに関しても人気は高く、毛ガニを加えて3大カニと呼ばれるほどの存在感。

単に大きさが特徴と言うだけならば、タラバガニがヤドカリの仲間だと知らなくても問題ありません。
ですがエビ目という大きな分類ではカニもヤドカリも同じ仲間になりますが、大きさだけではなく脚の数がカニとは違うことが問題になるケースがあるので注意。

脚折れではなく最初から数は少ないから注意

カニの脚と言えばハサミを除けば8本あるものですが、タラバガニに関してはカニではないから6本しかなく2本少ないという大きな差があります。
何も知らないと数が少ないため脚折れだと思うかもしれませんが、タラバガニには最初から脚が6本しかないので訳ありでは無いので勘違いしないように。
問題なのは家族でタラバガニ脚を分けて食べる場合、8本あると思っていると2本足りないために、大きさや食べやすさが脚とは違うハサミ部分を割り当てることになり困ります。
家族が公平にカニ脚を楽しめるように、通販サイトでお取り寄せする場合は、食べる人数と脚の本数が合うように注文することが大事です。

味わいはカニ!ただしカニ味噌は食べても美味しくないなどの違いもある

見た目のサイズ感の他にも脚の数が少ないのが特徴的なタラバガニですが、味わいに関しては「カニ」と呼ばれるほどカニ味が楽しめて美味しいから大丈夫。
何よりも焼きガニなどにして大きな太いカニ身にかぶりつく食べ方は、ズワイガニや毛ガニでは味わうことが出来ない方法だから最高です。
口の中がタラバガニの身で埋め尽くされると、噛みしめるたびに甘さやジューシーな味わいが広がるから値段は高くても満足度はそれを超えてきます。

ズワイガニでタラバガニと同じような満足感を得ようと思えば、ポーションを4~5本まとめて頬張らないと無理ですが、そんな贅沢な食べ方は難しいもの。
ズワイガニよりもハッキリとした味わいというのもタラバガニの特徴なので、繊細な味わいを楽しむよりも豪快な食べ方が向いているのもポイント。
何よりも子供がいる場合には、サイズが大きいからこそ食べる前から期待が高まりますし、ズワイガニや毛ガニよりも美味しさが分かりやすいからすぐに笑顔になるのでタラバガニをお取り寄せして良かったなと思えます。

ただし、ズワイガニや毛ガニはカニの仲間として、サイズは大きくはありませんがカニ味噌という楽しみがあるのに対してタラバガニにはありません。
タラバガニの場合には姿で購入したとしても、カニ味噌はボイル前の処理で取り除くことが多いため、残っていないから食べようと思っても無理なので注意。
実はタラバガニはカニ味噌が残っていても、食べたときに美味しくないから最初から期待しないこと。
カニ味噌に関してはヤドカリではなくカニの仲間であるズワイガニや毛ガニをお取り寄せするのが一番です。

他にもいた!花咲ガニやアブラガニもヤドカリの仲間

タラバガニは蟹の中でも人気の高い種類なので、ヤドカリの仲間という話題は珍しくありません。
ですがカニとして売られていたり食べられる種類は他にもあり、有名なものでは花咲ガニ(ハナサキガニ)やアブラガニもヤドカリの仲間(同じタラバガニ属)なので、脚数はタラバガニと同じ6本だから注意しておくこと。
どれも名前には「カニ」と付いているので紛らわしいのですが、見た目がカニっぽくても脚の数はごまかせないので簡単に見分けが付きます。

ただし、同じヤドカリの仲間と言うことで、比較的安いアブラガニをタラバガニとして販売していた悪徳業者が過去に問題になったから注意が必要です。
ズワイガニにも紅ズワイガニという似た種類がいますが、タラバガニとアブラガニも似ているから購入する際には騙されないように。
花咲ガニはサイズが小ぶりになり、甲羅や殻がトゲトゲしいので見た目で見極めやすいのですが、アブラガニは似ていて素人では区別を付けにくいので注意。

アブラガニもカニ鍋などで美味しく食べられますが、値段が本タラバガニと呼ばれる本物とは違うため、口コミなどをチェックして信頼できるカニ通販サイトで販売価格に見合ったお取り寄せをするのが安全です。
例えばかに本舗では、北海道で水揚げされて新鮮な状態でボイルした「北海道紋別浜茹でたらばがに姿」や焼きガニやカニしゃぶにピッタリの船上で生のまま急速冷凍した「生たらばがに肩脚 2肩前後」が購入できます。
カニの浜海道では希少な2.8~3.1kgという特大サイズの「ボイル本タラバガニ姿(特大)」が29,800円(税込)で購入できるため、値段は高くなるもののタラバガニの醍醐味である大きなサイズ感を満喫したい場合におすすめです。

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